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日記

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バレンタイン

まさかくっきーがこのネタを元に日記を書くなんて思っていなかったから、ネタバレしてないかとちょっとヒヤヒヤ。
SSが完成してなかったから非公開にしてたんですが、そんなの関係なくマネするのね。
↓からが元ネタとなります。



「14日はアレでしょ?当然高級チョコをくれるんでしょ?」
と冗談で言ってた会社の先輩。
本気だろうが冗談だろうがあげる気なんて全く無かったけど、

今日休みと知って心底安心。

ほんまに休みで良かった!めっちゃ本音なのでもう一回言ってみる。

今年は職場の人にあげなくていいからラクだー!!
だってそこまで仲良くないからv(え?)
そして職場の子から手作りマフィンをもらったのでおいしく頂きました。

今年は作る予定してたんだけどいろいろめんどくさくなって断念。(しかもレシピはm○x○のコミュにある『簡単なお菓子を作るぞ』から抜粋)
市販の板チョコを2枚買ったのですが2日で私の胃袋へと消えていきました。
ええ、チョコ中毒者です(笑)


では拍手へのささやかなお礼です。
アスカガですが若干アスラクが表現ありますので苦手な方は回避願います。

止メラレナイ想い


知らなかった。
自分の中にこんな情熱的な想いがあったなんて。
もう待ってなんていられない。
17年間も幼馴染をやってきて。
当たり前のようにチョコをもらって、当たり前のようにホワイトデーを返して。
もらったものも、返したものも、ちゃんとお互いの『気持ち』が入っていることは解かっている。
けれどそれは所謂、『幼馴染』の領域を出ないもので。

突如気付いた自分の想い。
もう幼馴染でなんていられない、俺はカガリが――好きだ。

伝えたい。
伝えたい。
伝えたくてたまらない。
彼女が同じ気持ちを共有しているかは解からないけれど。
溢れ出すこの想いを止める術を俺はもう持たない。
バレンタインに男から告白してはいけないなんて法則はないんだ。


早く早く早く。
急かす心に反してモドカシイ足の動き。
俺ってこんなに走るの遅かったっけ?
それでも可能な限り足を動かし、ようやく辿り着いたカガリの家の前で、
まずは大きく息を吸い乱れた呼吸と整える。
ドキドキドキドキドキドキ。
早鐘を打つ心臓は走ってきたせいだけではない。
知らずゴクリと喉が鳴り、震える指でインターホンを押した。


『はい、どちら様?』

聞こえてきたのは心地良いアルトの声。
またドキリと心臓が高鳴る。

「お、俺だ」

心の準備はしたはずなのにそれでも上擦ってしまう声。
なんて情けないんだろう。

『え?アスラン?えっ何で?ちょ、ちょっと待てろ』

予告もなしに訪れた俺にカガリは心底驚いたようで、それは希望とも絶望とも取れた。
もしカガリが俺と同じ気持ちなら?
もしすでに俺ではない別の男がこの家の敷居を跨いでいたら?
17年も幼馴染をやってきたのに、カガリの近くにそんな男がいたかなんて全く解からない、
その事実に愕然とする。
だから早く出てきてくれカガリ。
不安で不安で胸が押し潰されそうだ。

カガリが好きだから。
誰よりも愛してるから。
誰にも取られたくない。
そう好きだから。



ガチャ・・・

扉が開かれた瞬間、俺はカガリに飛びついた。

「好きだ!」

ああ、なんてカッコ悪い告白。
好きなのに、それでもやっぱり怖くて不安で彼女をまともに見ることができず、
いきなり抱きしめて告白だなんて。
こんなこと知らない男にやられたら完璧に犯罪者だな。

「え?」
「好きなんだ」

ごめんカガリ、驚くのも無理ない。
本当はもっとかっこよく告白するつもりだったのに。

「・・・・」

本当にごめん。
声も出せないぐらいびっくりしてるよな。
でもこの気持ちに嘘偽りはない。
だから。


「・・・・何をやっているのかなキミは」

もう一度告白しようとしたところで、ああとうとうお出ましか。
俺の最大の敵にしてカガリの最愛の弟――キラ。
きっとどす黒い炎を纏って俺たちを見ているにことだろう。
だけどこの気持ちは譲れない。
覚悟を決めた俺はゆっくりと目を開けて、







目を開けてまず最初に入ってきたのは、ピンク色の柔らかなそうな髪。




そうピンク色の。



ピンク色の。



ぴんくいろの・・・




え゛っ、ぴんくいろ・・・・?



「誰とお間違えですのアスラン?」

「ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、ラーーーーー」

「あら楽しそうな歌ですわね」

いつものようににっこり微笑えむ彼女の名は・・・・

「やっぱりそうだったんだ、アスラン。やっぱりおまえラクスのことが・・・」

悲嘆にくれた声が聞こえ、ハッとそちらを見れば、そこには今度こそ違えることなく、
俺の最愛の人が涙で琥珀の瞳を濡らして俺を見ていた。
サーっと音が聞こえる程、引いていく血の気。


「ち、違うんだカガリッ!これはそのッ!そうちょっとした手違い、というか事故なんだーーッ!」

とにかく必死に弁明した、そうこれは事故だ。
だってあの場面でどうしてカガリではなくラクスが出てくる!?
確かに確かめもせずにいきなり抱きついて告白した俺が悪い。
そういえば肩で切りそろえているはずの彼女の髪が、なぜ背中に廻した腕に当たるのだろうと
疑問が掠った気がするが、カガリが好きな気持ちが強すぎてそんなもんは一瞬で消え去った。
いやそんなコトもよりも今はこの事態をどうにかせねば!
誤解を、とにかく誤解を解かねば!


「聞いてくれカガリッ!俺が好きなのはカガリきみだ!決してこの黒い女お・・・もといラクスではない。
本当にきみが好きなんだ、カガリッッ!」

「聞く耳持たないね」

「おまえには言ってないキラ」

「ふっ、解かってないねアスラン。いくらキミが色恋沙汰に不器用でも、やっていいことと悪いことがあるんだよ。
そしてキミはその中でも最もやっちゃいけないことをやってしまった。最低だね。人間のクズだね。生きている資格ないね。っていうか地獄に落ちるべきだよね」

「ちょっと待てキラ。なんだその『地獄に落ちるべき』って言うのは」

「言葉通りの意味だよ。ほら地獄の門が開くベルの音が聞こえるでしょ?」

確かに遠くから地響きにような音が聞こえ始めた。

「心配するなアスラン、おまえが死んだら私は尼僧になって弔ってやるから」

「待てカガリ、いつの時代の話をしてるんだ、って違う!確かに俺が悪かった。謝っても許されないかも知れない。好きな子を間違えるなんて最低だと思ぅわああぁぁぁっ何するんだキラ!危ないだろっ!て言うかおまえ何でそんな死神が持つような鎌を持っている!?」

いきなり足元に振り下ろされた巨大な鎌。
当たれば完璧に死ぬぞこれ。

「もちろんキミを地獄に落とすため♪」

そう言ってジリジリと近付いてくる。
口調はとても軽いのに、コイツ目がマジだ。
マズイ冗談抜きで俺コロサレル。

「キラ早まるな、そんなコトしたらおまえは犯罪者だ。少年院行きは免れないぞ」

「大丈夫ですわアスラン。ここではわたくしが法律ですもの」

「意味不明です!」

「グダグダ言ってないで、さあ地獄の門は開かれたり、堕ちて悔い改めてきなよアスラン」

ジリリリリリリリリリリリッとさらにけたたまくいベルが鳴る。
まるでいよいよその時が来たかのように。

そして。
パカっと足元の地面が割れたかと思うと、俺はそのまま真っ暗闇の中に吸い込まれるように堕ちる。
「うわあああぁぁぁあああっーーーーー!!!」

ああカガリ、せめて最後にキミの笑顔が見たかったよ。

・・・・んっ!

もう会えないのかな。

・・・ラン!

もう名前を呼んでもらえないのかな。

・・スラン!

俺は一人、永遠にこの地獄の中を彷徨うのかな。

「アスランってば!起きろよ!」

かなりの高さから堕ちたはずなのに衝撃はなかった。
そしてここにはいないはずの愛しい声。

なんだきみも来てくれたんだ、カガリ。
うっすら開けた目に映るのは心配そうな顔。
やはりきみは優しいな。俺のこと心配してくれているんだ。
カガリ、きみと一緒ならこの果てのない荒れた地獄の中で生きていくのもいいのかもしれない。
ある意味ここの鬼達のほうが某魔王や某女王よりもまだかわいいような気がするし。

「カガリ」

今度こそ間違えない。
輪郭を確認するようにそっと頬を撫で、肩で切りそろえられた髪を梳いて、そのまま手を後頭部へ持って行き、
自分の胸元へ引き寄せた。

「愛しているカガリ。ずっと一緒に、一生二人でここで暮らそうな」



「何寝惚けてんのこのデコッパチ。告白すっ飛ばしていきなりプロポーズ?誰の許可を得たのかな?キミは」


「・・・・・」

「いいかげん起きなよ。あんだけけたたましく目覚まし鳴ってるのに起きないなんてどんだけ低血圧なの?OLじゃあるまいし。あとカガリ放してくんない?すっごく困ってるんだけど」

「・・・・・」

願わくば。
コレも夢であって欲しい。
でもこの腕に抱いている温もりは失いたくない。

ぎゅっと腕に力を込める。
ならばここは自分の悪習慣を利用知るほかないだろう。
キラが言った通り俺は結構ひどい低血圧である。
寝惚けて起こしに来たカガリを自分の布団に引っ張り込んだことも一度や二度ではない。
ただ残念なことに寝惚けているのでほとんど覚えていないが。

「ダメだキラ、アスランまだ寝惚けてる先にラクスと行っててくれ」

「またぁ?だから僕が起こすって言ったのに~」

「だってキラだと、突き飛ばされてケンカになっちゃうじゃないか。だから、な?」

そう俺は一度もキラを布団に引っ張り込んだことはない。
むしろカガリでなかったら無意識に突き飛ばしているらしい。
もちろんキラはそれに怒り、俺は頭をはたかれ、意識が朦朧しているにも関わらず俺はそれに腹を立てケンカとなるのが常だ。
キラとカガリを決して間違えないのは、きっと無意識下にある俺の本能であろう。

「全くしょうがないなアスランは。本当に寝惚けているだけならいいんだけどね、もしそうじゃなかったら・・・」

解かっているよね?とキラの心の声が聞こえた気がするが、ここはひとまずスルーしておこう。
戒めから逃れようと思ったのだろう、もそっとカガリが身じろいだから俺は慌てて腕に力を込めた。
逃してしまったら意味がない。
するとはぁと吐いたカガリの息が胸元に当たりそれがひどくくすぐったい。
こんな風にいつまでも彼女とまどろんでいたいが、もうそんな束の間の幸せで終わらせるのはイヤだ。

カガリはこんなことがあっても懲りずに俺を起こしに来てくれる。
『幼馴染だからな!』と彼女は言うけれど、いくら幼馴染であっても、年頃の少女が男の布団に引っ張り込まれたり、抱きつかれたりするのは普通イヤだろう。
もしかしたらと期待を寄せてしまうのは無理のない話しではないだろうか。

「カガリ」

「お、やっと起きたのかアスラン?」

少し腕を揺るめてやれば、彼女は身体を起こし俺と視線を合わせてくる。
この瞳も髪も身体も心も全て俺のものにしたい。

「好きだよカガリ」

頬を挟むように手を添えて、想いを告げれば彼女は息を詰めた。

「あ、え、っとその、まだ寝「寝惚けてなんかないよ、カガリが好き。愛してる。きみだけなんだ。俺の気持ちまだ解からない?なら解かるまでずっと言い続けようか?」

「ま、待て解かったから、その、解かった解かった解かったから」

何度も解かったと繰り返す彼女の顔は茹蛸のように真っ赤だ。
でも肝心のカガリの返事がまだ聞けてない。
だからもっとイジワルしたくなる。

「本当に?何が解かったんだ?言ってみて?」

「だ、だからアスランが私のことす・・・・」

「す?」

「言えるかバカ!そんな恥かしいこと!」

「どうして?まだ解からない?俺はカガリが好き」

「だあああぁぁぁ解かった。アスランは私のことす・・・・き、なんだな」

「そう。できみは?」

「え?」

「だからカガリは?カガリは俺のことどう想ってるんだ?」

「えっ?えっ?私?」

「うん」

「わ、私はその、私は、私はだな・・・」

困ったように視線を泳がすがでも逃がしてやらない。
きちんと答えを聞くまで、俺から顔を背けることは許さない。

「私もそのアスランのこと、好き、だ」

やがてポツリと消え入りそうな声でカガリの想いを聞いた。

「そっか、良かったカガリも俺と同じ気持ちなんだ」

ぎゅっと抱き寄せて、その柔らかさを堪能する。
これからは堂々とこういうことができるかと思うと自然と頬の筋肉が緩んだ。

「あ、アスランちょっと、苦しい、ってば」

嘘ばかり、そんなに力は込めてない。
大方意識のある俺に抱きしめられて恥かしいのだろう。
誰も見てないのに。

「恥かしがることないだろう。今からきみは俺の彼女なんだから」

「か、彼女」

「そう彼女」

もう一度カガリの口から同じ言葉が反芻され、やがてゆっくりと俺に身体を預けてきた。




「キラたちが待ってる」

「せっかくの日なのに無粋だろ。それにあっちも二人きりしてやった方が親切じゃないか」

「でもせめて連絡ぐらい」

「大丈夫だよ。俺たちが行かなきゃ勝手にやってるさ」

「そうかな」

「そうだよ」

もともと今日は日曜日ということもあって俺とカガリ、キラとラクスの4人で遊びに行く約束をしていた。
キラとラクスも付き合ってはいない。
でも互いの気持ちはバレバレある。
恐らく今頃二人も。
・・・・キラたちと記念日が同じなのは少々頂けないがバレンタインという特殊な日だ。
そんなカップルは五万といるだろうから気にしないことにした。

「あ、そうだ」

「どうした?」

「うん、アスランちょっと待ってて」

そう言ってするりと俺の腕を抜け、部屋の隅に置かれている自分の鞄をがさがさと漁り「これ」と言って渡された箱。

「本当は私から告白するつもりだったのに」

赤いりぼんを解けば中から出てきてものに、お世辞にも上手いとは言えないが、それでも何物にも変えられない、カガリの手作りチョコレート。

「ラクスに教えてもらって作ったんだ。形はそのちょっといびつだけど。ええっとその受け取ってくれるか?」

「当たり前だろ!」

カガリから初めての手作りチョコレート。

当たり前のように毎年もらっていて。
当たり前のように毎年返していて。
お互いに『気持ち』はきちんと入っていたけれど。

今年からは違う『気持ち』が入る。
そう『恋人』という甘い気持ち。

「カガリ」

沸き上がる情欲に、彼女は応えるように瞳を閉じる。

濡れた音を響かせたキスはきっと彼女が作ってくれたチョコと同じ味だと思った。







いいわけ
まずはアスラク表現ごめんなさい。
当初は夢落ちではなかったんですが、それは「イヤやー!!」って思い、変更しました。
あと全然SSじゃないやんコレ!そんなわけでグダグダお付き合いくださりありがとうございました。
そして最後がギャグにならなかったのも意外だった。
随所随所にこのセリフ言わせたいとか、この行動させたいとかはあったんだけどラストは深く考えてなくて。
うんまあそれはいつものこなんだけどね(爆)
本格復帰したらシリアスラブとか黒ザ○とか書きたいな!






















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